ファッションショーに見るハプニング事情

今日は、神戸で開催された 『技能グランプリ&フェスタ2007』 という催しに行ってきました。
ちなみに僕の目的は、
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ここにある ”ファッションショー” (↑) です。



ただ、ショーと言ってもショーそのものが根本的な主旨という訳ではなくて、技能グランプリにある和裁・洋裁部門の受賞作品を発表する・・・ というのが本来の目的のモノです。
ちなみに下は、その中の和裁部門の受賞者の皆様です。
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で、僕の目的なのですが、僕自身は別にファッションそのものに興味があったワケではなくて、要はベリーダンススクールのホームページ作成にあたって、スタッフの皆さんの紹介用として
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この人 (Mio さん) の衣装姿を撮るコトが目的でした。

話が見えにくいかと思うのですが、要は、Mio さんのご友人の方が洋裁部門でこの衣装を作成されて、その発表のステージに Mio さんがモデルとして出演された・・・ という状況です。

で、僕は僕で、今まで基本的にベリーダンスはベリーダンスステージでしか撮影したコトがなくて、普通に明るい場所で撮った皆さんの衣装姿は全く手元にない状態でした。

で、HPでのスタッフ紹介には、先日の 『Natural Born Dancer』 の先生みたいな感じで一人一人をグラフィックデザイン的な雰囲気に作って行きたいと思っているのですが、そのためには

『普通に明るい場所で撮影し、尚且つピーカンの下で撮った時のような極端な明暗差が出ていない写真』

が加工素材としては一番使いやすい訳で、で今回、良い機会だったのでコレ幸いと撮影に行って来たワケです。


トコロで、冒頭に書いた通り、今回のショー自体は、基本的に 『技能グランプリ』 の発表会という主旨のモノですので、ほとんどの場合は ”発表モデル=その衣装の作者” となります。 もちろん中には Mio さんと Mio さんのご友人のように ”作者と発表モデルが別の人” という組合せもありましたが、それもほとんどの場合は 『作者がお母さんでモデルは娘さん (娘さんのために服を作った)』 という関係です。

ですのでこれは仕方のないコトなのですが、ショーと言っても、ショーとして舞台慣れしたモデルさんはほとんどいない状態のショーだったワケです。 その上、そもそもご自身の作品の受賞発表会なワケですから、その受賞作品を自分で着てモデルするというのもやっぱり照れくささのようなモノもあるカモ知れず、そんなこんなで、基本的に皆さん舞台の上での動きも表情もかなりぎこちなかったです。

で、そういう家庭的でなごやか~な雰囲気のショーだったモノだから、そんな中にいきなり Mio さんがこの衣装で出てきたりすると 『・・・おお~』 という雰囲気が湧き上がって、更に Mio さんが舞台上で2~3歩歩を進めると 『・・・コレは一味違う!』 という空気が一気にギャラリーの間に広がるワケですよ。

で、先ほどの
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この写真の通り、そもそも僕はこの位置で撮影していたワケですよ。

本来、ただステージ写真を撮るのが目的だったらステージのすぐ脇でしゃがんで撮るのですが、その場合は物理的に下から見上げた写真しか撮れなくなります。 今回の場合はグラフィック用の加工素材を撮るコトが目的だったので、汎用性を考えるとやはり水平位置から撮りたかったワケですよ。

で、一応僕もカメラマンとして、前もって照明とかステージ周りの状態を確認し、全身像を撮るにはこの位置が一番良いと判断した上で、ショーが始まる30分前からこの場所を陣取っていたワケですよ。

そこに Mio さんが出てきて 『コレは一味違う!』 という空気が広がったモノだから、それまで僕の前でおとなしく椅子に座ってた人まで急に立ち上がって写真を撮り始めたりしたワケですよ。

で、その結果、
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僕はこんな写真しか撮れなかったりするワケですよ~~(T▽T)。。。

・・・舞台上と客席、共に家庭的でなごやかーな雰囲気というのもそれはそれでスゴク良いコトだと思うのですが、こーゆー状況の時は、撮る瞬間になってのハプニングまで家庭的になる・・・ とゆーコトを肝に銘じた今日この頃です。。。

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で、ここでハナシはガラッと変わるのですが、今回のショーの雰囲気とちょっと関わる部分もあって良い機会なので、先日の 『Natural Born Dancer』 で僕が書いていた ”何事につけてプロというのは凄まじい” というコメントの意味を説明します。

まず、そもそも、この時のグラフィックの元となった写真はコレです。
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もちろんこの時のショーそのものも大量に撮影していたのですが、ショーの時は結構強く太陽が出ていてグラフィックには向きそうに無かったので、ショーが終わった後で光の弱い林の中で撮らせてもらったモノです。

でこの写真、決してコレ1枚だけを撮って即 OK になったワケではなくて、
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↑コレら極々一部なのですが、実は他にも場所を変えて撮ったモノもあったりで、このためだけに250枚くらい撮っています。

で、この写真を撮っている時なのですが、実は僕のすぐ後ろは公園の通路になっていて、普通に人がいっぱい通っている状態でした。
で、一通り撮影を終えて振り返った時には何人かのギャラリーが出来ているような状態だったのですが、要はこの先生の場合、どんな時にどんな場所で周りがどんな状態であろうと、踊ると決めたら完全に入り込んで音楽も無しに踊ってしまえるワケです。

コレ、どうという事もないように思えるカモ知れませんが、実際問題、そんなコトの出来る人なんてそうはいません。

何事につけ、プロというのは凄まじいです。

by land_walker | 2007-11-03 23:59 | /旧:ホトぶろぐ 1st Editon | Trackback(1) | Comments(10)

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Tracked from サイノメ at 2007-11-06 08:49
タイトル : 技能グランプリ&フェスタ2007でモノづくり精神に触れてみる
会場は、ポートアイランドにある神戸国際展示場。実演展示と体験モノが充実しているイベントでした。マグロの解体実演や、車のヘコミ直し体験など、ユニークなものが多くて面白かったです。無料で製作体験ができる「ものづくり体験教室」は特に人気で、長蛇の列ができていました。... more
Commented by yasu1018 at 2007-11-04 18:27 x
ブログ、とても興味深く楽しく読ませていただきました。
なるほど、「凄まじい」の意味がよく分かりました。
でも、撮影される方もする方もワタシにとって見れば「凄まじい」です 笑

>撮る瞬間になってのハプニングまで家庭的になる
 これ、面白いですね~。
 こういうコメントを円満に述べられるland_walkerさんの人柄もいいですね~(^o^)
Commented by g7_2007 at 2007-11-04 19:53
>僕はこんな写真しか撮れなかったりするワケですよ~~
ハハハッ...この時の気持ち、すっごくよくわかります。
自分の子供とかを撮っている時ではなく、頼まれものを撮っている時などは、思わず声が出そうになります。
必ずいますよね~こういう人!!
ナゼか必ずハゲてません?
Commented by zeek at 2007-11-04 23:03 x
お久しぶりです。mioさん可愛いですね。
凄まじいってそういう意味だったのですか。水に入っているのですごいの
かと思っていました。(^^;
でも言ってることすごくよく分かります。本当にプロの凄さってそういう部
分が基本になってるんだと思います。時々路上ライブでも半照れみたい
な感じでやってる人いますが、上手いヘタ以前にそれじゃ売れないだろ
って思います。
でも私もそれを撮影する方も凄いと思います。
Commented by wasyou-bekkazu at 2007-11-04 23:34
こんばんは。
そういう意味だったんですね(汗)
でも、この先生すごいですね!!
音楽なしでどこでも踊れるってすごいと思います♪
Commented by tmphotosandiego at 2007-11-05 06:28
ハプニングの話、微笑ましいしおかしいですが、実際困りますよね。
先生の話も納得。やっぱり、人に見られることを前提にして練習している方の集中力は凄いですね。音も聞こえない人がいますもの。
Commented by land_walker at 2007-11-05 17:42
■yasu1018さん。
こんちはー。1D2N 調整されたようで、本来の機能が発揮できるようになって良かったですね。
> でも、撮影される方もする方もワタシにとって見れば「凄まじい」です 笑
どうでしょう。。。 僕の場合、自分に大した目的が無かったり、他にカメラマンがたくさん居るような状態だと全っったくやる気が出ない自覚症状はありますが。。。
明確な目的があって、1対1(あるいは僕が1での1対多)で、ましてその相手がこの先生のような場合になると気合が入ります。(^^;
Commented by land_walker at 2007-11-05 17:54
■g7_2007さん。
まあ仕方ないです。。。撮影に慣れてる人間同士なら暗黙のルールやマナーもありますが。。。
ただ、もしこのショーが、ショーそのものがメインの主旨のものであったとすれば僕も声を掛けていたとは思います。
Commented by land_walker at 2007-11-05 18:18
■zeekさん。
お久しぶりです。Mio さん可愛いだけじゃなくて、大抵のステージでソロやセンターを演ってます。スクールの中でもエースですよー。
Commented by land_walker at 2007-11-05 18:27
■ベッカズさん。
この先生、スクールの先生であると同時に結構世界のあちこちで公演を行ってるダンサーでもあるのですが、例えば実際のステージで、もともと出演予定になかった出番を急に振られてもアドリブで対応されるそうです。
Commented by land_walker at 2007-11-05 18:34
■Toshiさん。
いますね、そういう集中力を持ってる人。
実は僕も、とある個人スポーツでかなりプロに近い位置で競技をしていたコトがあるのですが、何事によらず、行き着くトコロ最終的に明暗を分けるのは技術よりも集中力だと思います。